【宮島ボート PG1ヤングダービー】前田滉 二転三転の争い制しG1初優出初V 「篤哉と翔の思いも…」

[ 2025年9月28日 18:50 ]

ヤングダービーを制した前田滉は翔(左)と篤哉(右)の兄から祝福を受ける
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 ボートレース宮島のプレミアムG1「第12回ヤングダービー」は28日、12Rで優勝戦が行われ、5コースから捲り差した前田滉(25=愛知)が井上忠政、中山翔太との大接戦を2周2マークの差しが決まって逆転勝ち。G1初の優勝戦進出で初優勝を飾った。これにより地元蒲郡で開催されるSGボートレースクラシック(来年3月24~29日)の出場権利を獲得。井上は3周1マークで中山に突進して妨害失格、中山は転覆失格。2着には新開航が繰り上がり、中村日向が3着に入った。なお6日間の売り上げは76億793万7600円だった。目標額の75億円をクリアした。

 二転三転したV争い。前田滉は最後まで諦めることはなかった。まずは1周1マーク。「スタートでアジャストを入れたのでどうかなと思ったけど、(吉田)裕平さんよりも僕の方が足が良くて、赤い色(井上)が捲って行くのが見えたので、展開が開くのが見えたんです」と5コースから鮮やかな捲り差しのハンドルが入った。井上とのバック勝負は前田滉が内有利の形。これで優勝かも…と思った瞬間、「ボートが当たったこともあるけど、2マークはひどいターンでしたね。全く冷静さを欠いてました」と振り返った。井上との競りに乗じて中山が差してアタマに浮上。それでもまだ逆転のチャンスがあると信じて中山を猛追。2周2マークで射程圏にとらえ、3周1マークで艇を合わせて先マイに成功。大接戦に決着をつけた。「中山君の足も良かったけど、ここは冷静に立ち回れましたね」と優勝を確信したという。

 前節の住之江高松宮記念で初めてG1で予選を突破した。これが今節にもつながっていた。「自分のペラでもいけるんだ。住之江で調整に自信を持てたことが大きかったです」。さらに今節は篤哉、翔との3兄弟での出場で、お互いのアドバイスも功を奏した。「優勝できたので仕上がりは100点満点でした」と胸を張った。

 「優勝戦は篤哉と翔の思いも背負って走りました。優勝してピットに帰ってきた時、2人が出迎えてくれて抱き合った時は泣きそうになりました。5枠だったので緊張はしていなかったけど、この時は初めて優勝した実感が湧き上がってきましたね」

 喜びを分かち合うのは兄弟だけではない。同期登番並びで結婚した山崎小葉音にも最高の報告ができる。「これからはSGでも活躍できる選手になっていきたい」と力強く締めた。

 ◇前田 滉(まえだ・ひかる)2000年(平12)3月17日生まれの25歳。愛知支部所属の123期。2018年11月10日、とこなめでデビュー。19年4月29日、蒲郡で初勝利の水神祭。20年10月22日、江戸川で初優勝。今回で通算11度目のV。篤哉、翔とは前田3兄弟。同期には松本純平、前原大道、数原魁ら。1メートル67。血液型A。

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