【ボートレースコラム】入海馨 SG初勝利に見えた飛躍の予感 敗戦を糧にまた大きくなった

[ 2025年8月6日 04:30 ]

7月徳山オーシャンカップでSG初勝利を飾った入海
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 7月の徳山オーシャンカップは“西山貴浩劇場”で幕を閉じた。優勝ゴールの瞬間から始まり、帰投後も鳴り響き続けた西山コール。水神祭を見ようと表彰式後もスタンドを埋め尽くしたファンの姿。記憶に残るシーンの連続は、まさに感動のフィナーレだった。

 一方で、印象に強く残ったのは入海馨(29=岡山)。2度目のSG挑戦となったオーシャンカップ。5走目に巡ってきた1号艇をモノにし、SG初勝利を挙げた。

 「やっと次に進める。小さな一歩ですけど、僕の中では大きな一歩」。確かな手応えをつかんだ一戦からは成長が見て取れた。

 2号艇の上條暢嵩がピット離れで飛び出したが1コースを死守。1人だけ深い起こし位置となったものの、コンマ05のトップスタートを決めて逃げ切った。

 「一昨年のヤングダービーの失敗があってここまで来られた。優勝戦1号艇でスタート力のなさが出てしまった。それを改善するために1年間やってきて芦屋周年を獲れた。勝負どころのスタート力は付いたと思う」。悔しい敗戦を糧に、一回りも二回りも大きくなった。

 SG初出場だった3月若松クラシックは前検日に汗まみれになりながらも、うれしそうに真新しいSGレーシングスーツを着込んで作業していた。ただ、4走目にフライング。節間未勝利に終わった。その姿を見ていただけに、待望の水神祭を現場で見ることができて喜ばしかった。

 その話を振ると「あのときはとにかく1着を獲りたい気持ちが先走っていて、それがレースに出た。努力の仕方の方向性は見えた。僕は失敗をしながら遠回りをするタイプ。まだまだ成長できると思う」と目を輝かせた。大舞台での1勝はさらなる飛躍のきっかけになるはずだ。今後の活躍を追い続けていきたい。

 ◇中尾 彰宏(なかお・あきひろ)1990年(平2)11月25日生まれ、埼玉県出身の34歳。今年の夏は浜名湖レディースチャンピオン、若松メモリアルも現場に入る。水神祭に立ち会う楽しみが続く。

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