【競輪コラム】バンク内は猛烈な暑さ 真夏は日中の開催を避けることを考える時なのでは

[ 2025年7月8日 04:50 ]

首にネッククーラーを装着した、レース後の古性優作
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 短かった梅雨も明けて夏本番。各地で連日の猛暑日を観測している。こうなると心配なのが選手たちの体調だ。

 6日の小松島記念最終日。小川丈太(徳島)、尾方祐仁(岐阜)、鈴木薫(東京)の3人が当日欠場となったが、いずれも熱中症によるもの。気温が35度なら、すり鉢状のバンクの中は50度近くになる。いくら屈強なアスリートであっても、これは命に関わるくらいの過酷過ぎる条件だ。

 極論になってしまうが、昨年から2部制を実施している夏の高校野球のように、真夏の競輪も日中の開催は極力避け、モーニング、ナイター、ミッドナイトの3部制をメインに日程調整をするべきではないだろうか。

 選手間では頸(けい)部動脈、静脈を直接冷やすことができる首かけ式の氷嚢(ひょうのう)がトレンドになっている。値段は3000円前後。最近ではカラーバリエーションも増え、左右分離型などの新製品なども出てきた。

 検車場内には必ず製氷機があるので燃料費もかからず、愛用する選手は年々増加している。

 三宅裕武も「3年前から愛用している。これがないとアップなんてできない」と夏場のマストアイテムだと語る。

 一般人が日常生活で使うにはかなり不向きな形状でも、競輪選手にはベストフィット。これを考案した人には心から感謝したい。

 いずれにしても、地球環境は間違いなく変化している。40年前、自分が子供の頃の夏はこんなに暑くなかった。もはや地球温暖化のレベルを超えている。

 コロナ禍にはあれだけ大規模な運営対応ができたのだ。地球“沸騰化”にもしっかりと対応して、選手たちの生命を守ってほしい。そして未来永劫(えいごう)、競輪という文化を存続させてほしいと切に願う。(岡田 光広)

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