【ボートレースコラム】自由に新ペラへの交換ができるようにしては?意図から外れたペラは時間的ロスが大

[ 2025年3月25日 04:20 ]

ボートレース蒲郡
Photo By スポニチ

 蒲郡メインの東海担当となって9カ月。現在、蒲郡で使っているエンジンは初下ろし節から見てきた。

 蒲郡は“ペラの特徴が出やすい”水面だと感じる。チルトを上げてペラ調整すれば伸びに反応するし、逆に回転を上げるとピット離れで出し抜くことも可能。使用3節目には菅章哉がチルト3度で4カドから捲って優勝。あまりにも伸びが強烈だったため、マークに回る選手が2人もいた。

 その後も田中宏樹や重富伸也らがチルト3度、高倉孝太や金田智博ら福井支部の選手は2度を多用するなど、各選手が思い思いのペラ調整でレースに臨む。昨年12月に走った阿波勝哉はチルト3度と2度の両方で走って「2度の方が伸びる」と決断。終盤2日間で2回捲って勝った。優勝戦で外枠の選手が1走限定でチルトを上げたこともある。

 その一方で、現在のペラ制度だと、次に使う選手は前操者のペラの形、チルトから始まる。それが自分の意図しないセッティングであれば前検練習が参考外になり、ペラの修正に1日以上かかることもある。今月のオールレディースでは広中智紗衣、池田浩美がチルト3度でエンジンを受け取り、武藤綾子は1.5度だった。広中は前検1番時計を出したが、1走目にはすでにチルトはマイナスまで下げて、ペラも叩き変えていた。

 また、2月に三木晴斗が来た際、ペラの形が特殊だったために徳島支部の先輩の堀本和也に相談。すると「このペラは菅章哉さん(堀本の兄弟子)が乗ってる」と一言。エンジン台帳をさかのぼったら昨年8月に乗っていたことが分かった。チルトを上げる選手のペラは半年たってもその名残があるのかと選手も取材陣も驚いた。

 持ちペラ制度に戻した方が良いとまでは言わないが、意図から大きく外れたペラだった場合、選手が自由に新ペラ交換できる制度があればいいなと思う。そして、常に満足のいくペラ調整をしてレースに臨んでほしいと願っている。(金田 拓朗)

「2026 皐月賞」特集記事

「アンタレスS」特集記事

ギャンブルの2025年3月25日のニュース