JRA通算910勝、小牧太騎手が地方騎手免許試験合格 古巣・兵庫に復帰へ

[ 2024年7月19日 11:06 ]

小牧太騎手 (撮影・亀井 直樹) 
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 NAR(地方競馬全国協会)は19日、令和6年度第1回調教師・騎手免許試験(新規)の合格者を発表。JRA通算910勝ジョッキー、小牧太(56)が騎手免許試験に合格した。8月1日付で交付される。

 G1・2勝(08年桜花賞=レジネッタ、09年朝日杯FS=ローズキングダム)を含むJRA重賞34勝を誇るベテランも近年は乗り鞍が減り、JRA勝利数は18年と19年が8勝、20年が10勝、21年が6勝、22年が2勝、23年は未勝利。31鞍に騎乗した今年も、いまだ勝ち星に手が届いていない。
 60歳まで乗ることを目標に掲げ、何かを変えないといけない。活躍の場を求め、出した答えが古巣・兵庫への復帰プランだった。
 5月11日の1次試験(筆記)に備え、気持ちを奮い立たせて机に向かう日々。慣れない勉強に苦労しながらも合格すると今月5日にあった2次試験(面接)もクリアした。
 兵庫、中央、そしてまた兵庫。長い騎手人生は来月から第3章へ。地方通算3400勝超えのレジェンドが環境を変え、慣れ親しんだ思い出の地で再スタートを切る。

 ◇小牧 太(こまき・ふとし)1967年(昭42)9月7日生まれ、鹿児島県出身の56歳。85年にデビューし、兵庫のトップジョッキーとして9年連続を含む10度のリーディング獲得。04年に中央に移籍し、レジネッタに騎乗した08年桜花賞が49度目の挑戦で悲願のG1初制覇。JRA通算1万1736戦910勝、うち重賞34勝。1メートル60、52キロ。

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