【浦和・オーバルスプリント】ドライスタウト 不良馬場関係ない復活V!戸崎「勝ててうれしい」

[ 2023年9月21日 05:00 ]

先に抜け出したスマイルウィ(右)をゴール前できっちり差し切ったドライスタウト
Photo By スポニチ

 Jpn3「第34回テレ玉杯オーバルスプリント」が20日、浦和競馬場で行われた。1番人気のドライスタウトがゴール前で抜け出して快勝。21年全日本2歳優駿以来となる2度目の重賞制覇を成し遂げた。

 2歳ダートチャンピオンが鮮やかに復活した。ドライスタウトは好スタートを決めて外3番手を追走。前を行くスマイルウィが4コーナーで先頭に立つと、それをマークするように上昇する。直線は2頭のマッチレース。残り100メートルで満を持して戸崎の右ムチが飛ぶと、さらにギアを上げる。粘るスマイルウィをきっちりかわしてゴールを駆け抜けた。

 8R直前から激しい雨が降り出して水の浮く不良馬場へ様変わり。それもお構いなしの横綱相撲だった。戸崎は「スタートをしっかり出てくれてイメージ通りに行けた。直線は一騎打ちになったが、かわしてくれると思って追っていた。ずっと乗せていただいて悔しい思いをしていたので久しぶりに重賞を勝ててうれしい」と喜んだ。

 牧浦師はホッとした表情。「夏負けが出たが、そこを乗り越えて何とか持ってこられた。決して万全ではなかったが、いい走りをしてくれた」と愛馬をねぎらった。今後は状態を見て南部杯(10月9日、盛岡1600メートル)、武蔵野S(11月11日、東京1600メートル)を目標に調整される。浦和での勝利をさらなる飛躍につなげていく。

 ◆ドライスタウト 父シニスターミニスター 母マストバイアイテム(母の父アフリート) 牡4歳 栗東・牧浦充徳厩舎 馬主・(株)YGGホースクラブ 生産者・北海道日高町の下河辺牧場 戦績9戦5勝(南関東2戦2勝) 総獲得賞金1億5462万円

続きを表示

「2024 日本ダービー」特集記事

「目黒記念」特集記事

2023年9月21日のニュース