【下関ボート・PG1ヤングダービー】原田才一郎　天国の同期に捧げるG1初勝利

3日目1RでG1初勝利を挙げた原田才一郎（左から2人目）は同期の安河内健（左）、中村日向（右）、畑田汰一と記念撮影
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　＜下関21日1、6R＞21日のシリーズ3日目も1RからG1初勝利が3連発。その口火を切ったのは1R2号艇の原田才一郎（26＝福岡）だ。3カド中村泰平の攻めを受け止めつつ、イン岡部大輝を捲って先制。2コーナーで後続を突き放し、決着をつけた。

　「勝つなら3号艇にプッシュしてもらう作戦しかないと思っていたが、まさか決まるとは思わなかった。でも、勝てて本当に良かった。木村颯に届いてくれたらいいな」。8月に交通事故で亡くなった同期の名前を挙げ、感慨深そうにレースを振り返った。

　6号艇で臨んだ後半6Rで3着に入り、準優勝戦進出の望みもつないだ原田。「極端に悪かった行き足からターン回りが上向いた。まだ回り足は少し悪いが、これならレースはできる。準優勝戦に乗れる可能性がある限りは試運転をして頑張ります」。1号艇で出走する4日目8Rに向け、目を輝かせていた。