【川崎・報知オールスターC】9歳馬エルデュクラージュ重賞初制覇!

[ 2023年1月4日 05:00 ]

3馬身差の圧勝を飾ったエルデュクラージュ
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 23年南関東重賞第1弾「第59回報知オールスターカップ」が3日、川崎競馬場で行われた。1番人気のエルデュクラージュが直線先頭から押し切り、重賞初制覇を飾った。同馬には「第72回川崎記念」(Jpn1、2月1日、川崎)、「第68回ダイオライト記念」(Jpn2、3月15日、船橋)への優先出走権が与えられた。

 9歳にして、ついにつかんだ重賞タイトル。それも横綱相撲といえる正攻法から押し切った内容は年齢を感じさせないものだった。好スタートからカイルを先に行かせ、その外の2番手のポジションを選択。常にプレッシャーを与えながら追走し、相手の手応えが悪くなった3コーナーで促すと一気に先頭に立った。その後も脚色は全く衰えない。直線、鞍上の右ステッキにしっかり反応すると、もうひと伸びして後続を3馬身突き放した。

 「出入りの激しい競馬になると思ったが自分のリズムで行けた。器用さがなさそうだと思っていたので、そこだけ気をつけたが、ラストまでしっかり伸びてくれた」と23年初タイトルをゲットした矢野も満足感たっぷりに振り返った。衰えを見せないこの馬が、どこまでタイトルを重ねるか、今後が楽しみになってきた。

 ◆エルデュクラージュ 父クロフネ 母エルダンジュ(母の父サンデーサイレンス) セン9歳 船橋・川島正一厩舎 馬主・キャロットファーム 生産者・北海道安平町のノーザンファーム 戦績38戦8勝(南関東9戦1勝) 総獲得賞金1億8771万9000円。

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2023年1月4日のニュース