【京阪杯】トウシンマカオ 会心の差し切り 鮫島駿「自信あった」

[ 2022年11月28日 05:18 ]

優勝したにトウシンマカオ(14)
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 阪神で行われたスプリントG3「第67回京阪杯」は1番人気の3歳馬トウシンマカオが好位から差し切り、重賞初制覇を飾った。管理する高柳瑞樹師(47)は桜花賞(スターズオンアース)、ファンタジーS(リバーラ)に続く今年の阪神重賞3勝目となった。

 14番枠から5番手につけたトウシンマカオは直線、外に出してスパート。鮫島駿の右ステッキに反応してグングン伸び、ゴール手前で粘り込むキルロードを捉えた。上がり3F33秒0は最速。鞍上は「非常に強かった。Bコースに替わって内が有利な芝状態。もう少し内枠が欲しかったがリカバリーできるスタートダッシュと位置を取れる力もあった。問題なかったです」と勝利をかみしめた。

 1週前には美浦に駆けつけてパートナーの状態を確認。「もの凄く自信はあったし、負けられないと思っていた」。見届けた高柳瑞師も「ジョッキーがうまく乗ってくれた」と絶賛。指揮官にとっては今年の阪神重賞3勝目となったが「たまたまですね」と笑った。来春は高松宮記念(3月26日、中京)が最大目標。鮫島駿は「来年のスプリント戦線をにぎわせてくれる1頭になるのは間違いない」と太鼓判。人馬ともに初のビッグタイトルを狙う。

 トウシンマカオ 父ビッグアーサー、母ユキノマーメイド(母の父スペシャルウィーク)19年5月1日生まれ 牡3歳 美浦・高柳瑞厩舎所属 馬主・サトー 生産者・北海道新ひだか町の服部牧場 戦績9戦4勝(重賞初勝利) 総獲得賞金1億1984万1000円 馬名は冠名+地名

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