今村聖奈 競馬学校入学前の大変革「常に頭の中に…」 在学中は「お金の勉強もしました」

[ 2022年11月21日 17:31 ]

今村聖奈
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 JRAの女性年間最多勝を更新している今村聖奈騎手(18=寺島)が21日、FM NACK5「Smile SUMMIT」にリモート出演した。

 今年3月にデビュー。これまでJRAで47勝を挙げ、藤田菜七子が19年にマークした43勝を超える女性年間最多勝利記録を樹立した。「たくさんの方々の協力とサポートがあって、今の自分がある。ここまでうまくいくとは想定していなかったので、ほんとに『ありがたい』という言葉に尽きる」とした今村は、目前に迫る50勝についても「大きな節目になる数字ではないかなと思います」と意欲を口にした。

 ジョッキーを志したのは「小学6年か中学1年になる時」とし、競馬学校入学前には体重制限で頭がいっぱいだったという。「ジョッキーになると言い出してから、体重制限が一番大切なことだと思ったので、食生活をガバっと変えて、すごく体重に気を付け始めたのを鮮明に覚えています」と話し、「お腹いっぱい食べると次の日がしんどくなるのもすごく分かっていましたし、常に頭の中に体重のことがあって、考えて行動していたかな」と続けた。

 「お金の勉強もしました。納税しないといけないことも頭に入れておかないとダメとか、すごく勉強させてもらいました」と言う競馬学校在学中、一番好きだったのは「馬の手入れの時間」と明かした。「手をかければかけるほど、なついてくれるしきれいになる。すごく楽しい時間でした」と振り返った。

 騎手としてのモットーは「身近なチャンスをモノにする」と答えた18歳。「1年目は毎回毎回、いいチャンスが巡ってくるわけではないので、1つのチャンスを自分のものにすると、つながりがなかった厩舎や馬主さんとの広がりもできる。1年後、3年後、5年後、そして10年後につながっていくと思うからです」と説明していた。

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2022年11月21日のニュース