【秋華賞1週前追い】スターズオンアース 絶品の動き ルメール3冠へ「自信を持っていける」

[ 2022年10月7日 05:22 ]

併せて追い切るルメール騎乗のスターズオンアース(右)
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 2冠牝馬に陰りなし。「第27回秋華賞」(16日、阪神)で史上7頭目の牝馬3冠を目指すスターズオンアース(牝3=高柳瑞)が6日、美浦Wコースでルメールを背に1週前追い切りを敢行。オークス後に両前脚の第1指骨剥離骨折が判明し、ぶっつけ本番での臨戦となったが、ルメールに「全くそれは感じない。自信を持っていける」と言わしめる絶品の動きを見せた。

 重賞勝ち馬ホウオウイクセル(4歳オープン)を3馬身追走。直線入り口で内から並びかけると、強めに追われる僚馬を尻目に涼しい表情のまま馬なりで1馬身先着。雨を含んだ馬場だけに時計は5F67秒8~1F12秒2と突出したものではないが、脚勢から好調ぶりが伝わってくる。「フットワークが良かったし、自らペースアップした。追い切った後も疲れていなかったね」とルメール。高柳瑞師は「先週の段階では重いと感じたので動かして、今週はジョッキーに感触を確かめてもらった。“反応が良かった”と言ってもらったし、牝馬特有の仕上がり過ぎている感じもない」と納得の表情を浮かべた。

 現時点の馬体重477キロはオークスから13キロ増。指揮官は「春と比べて背が伸びた感じはする。状態はもう一段階上がってくるはず」とさらなる上積みを感じ取っている。春2冠は7→3番人気での戴冠。今度こそ1番人気が濃厚な最終関門で世代最強を再度証明する準備は着々と進んでいる。

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2022年10月7日のニュース