18歳佐々木“めちゃめちゃ悔しい夏”の最後に成長見せる

[ 2022年9月2日 05:10 ]

美浦トレセンの佐々木(撮影・西川祐介)
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 ルーキー佐々木大輔(18=美浦・菊川)は7月から福島、新潟で夏を過ごした。成績は【0・1・4・52】。結果は出ず、悔しい夏が続く。「めちゃめちゃ悔しいです。関西は勢いもある。自分の騎乗成績、同期との比較とも両方で悔しいですね」と佐々木。今週、同期の今村と角田河は小倉2歳Sで重賞対決を繰り広げるまでになっているだけに、18歳は唇をかむ。

 いつまでも指をくわえてはいられない。収穫と成長はある。「こちらに残って自厩舎以外にも騎乗依頼をいただけるようになった。たくさん乗せていただいたことで、春は競馬に参加するだけだったけど、落ち着いて乗れるようになった」。夏を美浦で過ごしたことで調教から精力的に乗り、厩舎とのパイプを確かなものとした。それが騎乗数アップにつながり、経験値も格段に上がった。

 最終週に成長の証を。土曜の8Rには5月にタッグを組み勝ち星を挙げたソールズベリーもスタンバイ。「前回は1400メートルで展開的にも苦しかった。今回の1200メートルの方が楽に競馬ができると思う」と自信あり。同期にも負けない。夏の終わりが、進撃の始まりだ。

 ◇佐々木 大輔(ささき・だいすけ)2003年(平15)11月24日生まれ、茨城県出身の18歳。美浦・菊川厩舎所属で今年3月5日にデビュー。4月10日・中山8RのスイートカルデアでJRA初勝利。JRA通算130戦2勝(1日現在)。目標の騎手はモレイラ。大好物は新潟でも食べたというラーメン。1メートル62、47キロ。血液型A。

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2022年9月2日のニュース