聖奈から刺激 大河が成長した夏「僕も負けずに頑張るしかない」

[ 2022年8月31日 05:00 ]

 【東西ドキュメント・栗東=30日】焦燥と後悔。反省と模索。ルーキー角田大河の険しい表情にオサムは19歳の自分を思い出した。2度目の重賞挑戦となった新潟2歳Sのタマモブラックタイは9着。「やりたい競馬はできましたが反省点は多いですね。サッと走らせた方が良かったかと…」と振り返った。

 17勝は決して悪くない成績だが、ライバル・今村聖奈は32勝。はるか視線の先を走る。「別に比べてるワケじゃないけど、同期の勝ちは気になります。いい競馬をしている時は勉強になる。僕も負けずに頑張るしかない」と口元を引き締めた。

 小倉2歳Sで同期対決。小雨が降る火曜、坂路に乗り出しウメムスビの気配の良さを確認した鞍上は力強かった。「在厩でしっかりケアしていただいて元気いっぱいです。この馬の良さはスッと反応できるスピード。自分とウメムスビの力を発揮できれば十分チャンスだと思います」

 ライバルの存在が力。切磋琢磨(せっさたくま)する夏は思案する19歳を大きく成長させた。

続きを表示

2022年8月31日のニュース