聖奈 カフジテトラゴンで北九州記念参戦へ!今週も小倉記念でカデナ騎乗「いろいろ作戦を練りたい」

[ 2022年8月12日 05:30 ]

笑顔で調教から引き揚げる今村聖奈
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 中央と地方を合わせて29勝と舞台を問わず、勝ち星を積み重ねている女性ルーキー今村聖奈(18=栗東・寺島)が来週のG3北九州記念(21日、小倉)も騎乗依頼を受けたことが11日、分かった。初コンビの手綱を任されるのは武英厩舎の3歳牝馬カフジテトラゴンだ。7月3日の前走で1勝クラスを勝ち上がったばかりとあって武英師は「入るかどうか分からない」と前置きした上で期待を口にした。

 「今村ジョッキーで北九州記念に向かいます。格上挑戦ならハンデが軽いし、出走枠があるだろうと思ったので狙っていました。前走後も順調で稽古の動きもいいし、楽しみです」

 トレーナーが言うように2クラスの格上挑戦で賞金的に出走が確定した立場ではない。フルゲート18頭立てだった過去3年のように頭数がそろえば真っ先に、はじかれてしまう。ただ、今年に関しては格下のメンバーにも出走枠が回ってきそうな状況。CBC賞当日の前走は同舞台でJRAレコード決着となったCBC賞との比較で勝ち時計は1秒遅かったが1分6秒8でも十分に速い。3走前の桜花賞12着から1勝クラス2着と1Fずつ距離を縮め、初の芝1200メートル起用で適性を示す勝利となった。

 今村自身、CBC賞(テイエムスパーダ)でJRA重賞初騎乗Vを飾り、2週間の小倉休催中は新潟で4勝、今週は火曜の盛岡と水曜の浦和で2日続けて勝つなど話題を提供し続ける熱い夏。今週末の小倉記念は経験豊富な8歳馬カデナとコンビ継続、来週は若さあふれるキズナ産駒とタイトル獲りにチャレンジする。

 《今週小倉で18鞍》順調に白星を積み重ねている今村は木曜朝、普段通り栗東で調教に騎乗した。「うまく乗ったつもりはなかったんですが、馬が頑張ってくれました」と謙虚に振り返る。今週から戦いの舞台は小倉に戻り、土日で計18頭に騎乗する。土曜メイン・阿蘇Sのダノングリスターに「馬自身が凄く充実している」。日曜メイン・小倉記念のカデナには「2000メートルになって競馬がもっとしやすくなるのでは、というイメージ。枠が決まり次第、いろいろ作戦を練りたい」と展望していた。 

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2022年8月12日のニュース