サウジカップ覇者エンブレムロード　新天地フランスで始動　ヴィシー大賞は鞍上ペリエ

サウジカップを制したエンブレムロード（AP）
Photo By ＡＰ

　仏G3・ヴィシー大賞（20日、ヴィシー芝2000メートル）は18日、出走馬と枠順が確定。サウジアラビアから仏国への移籍初戦となるエンブレムロード（牡4＝A＆G・ボッティ、父クオリティロード）は6頭立ての4番ゲートに決まった。

　1着賞金1000万ドル（当時のレートで約11億5000万円）を懸けた2月26日のサウジカップで強豪ぞろいの米国勢を退け、創設3年目にして地元サウジアラビア調教馬として歴史的初勝利を収めた。

　その後、5月に渡仏。自然豊かなシャンティイの充実した環境で稽古を積みながら、米国のブリーダーズカップクラシック（11月5日、キーンランド、ダート2000メートル）を秋の目標に掲げている。

　海を渡り、デビュー10戦目で初の芝参戦。日本でもおなじみの名手オリビエ・ペリエ（49）との初コンビで新たな一歩を踏み出す。