【若松・G1全日本覇者決定戦】羽野直也 完璧なイン逃げで地元周年初制覇!「凄くうれしい」

[ 2022年3月13日 05:30 ]

優勝カップを手にする羽野
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 ボートレース若松のG1「全日本覇者決定戦 開設69周年記念」は12日、第12Rで優勝戦が行われた。レースは1番人気の1枠・羽野直也(26=福岡)がインから完璧な逃げを披露して地元周年初制覇を果たした。なお2着は森高一真、3着は新田雄史が入った。

 羽野が17年10月の大村周年、昨年9月の徳山ヤングダービーに続き、ついに地元周年を制してG13Vをゲット。「地元(福岡、芦屋、若松)でG1以上を優勝する」という目標の一つを早々と成し遂げた。優勝戦は“節イチ”の足を駆使し、インからコンマ07のトップスタートで文句なしの逃げ切り勝ちだ。

 「凄くうれしいです。スタートでちょっとハナ切っていたので、1マークは普通には回れました」

 前検日のエンジン抽選でエース格の43号機を手にした時点で優勝は近づいていた。強烈だったのが3日目12R。1マークは展開を突き切れずに最後方となったが、道中でグイグイ追い上げて3着まで浮上。ハンドルさばきも並ではなかった。予選2位通過だったが、準優11Rで予選トップ通過の田村隆信がまさかの敗退。優勝戦絶好枠が転がり込んだ。この最大のチャンスを逃すことはなかった。

 「(優勝で)浮ついた気持ちをいったんリセットして、また頑張りたいと思います」と羽野。次走は思い入れの強い大村でSGクラシック(16~21日)に出場予定。誰よりも勢いに乗って乗り込めることは間違いない。 

 【次走】優勝した羽野直也、新田雄史は16日からの大村SGボートレースクラシックで浜野谷憲吾、瓜生正義、西山貴浩、平高奈菜らと相まみえる。井口佳典、魚谷智之は17日からの江戸川一般戦で枝尾賢、里岡右貴らが相手。篠崎元志、森高一真は16日からの児島一般戦で寺田千恵、伊藤将吉らと覇権を争う。

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2022年3月13日のニュース