【共同通信杯】ジオグリフ 巻き返してクラシック戦線名乗り、条件好転に期待

[ 2022年2月7日 05:30 ]

朝日杯FSは5着に終わり、巻き返しを期すジオグリフ
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 今週の東京メインは3歳G3「第56回共同通信杯」。昨年はエフフォーリアが制して皐月賞Vへとつなげた舞台。過去の優勝馬にも後のG1ホースがズラリと名を連ねる。出世レースで巻き返すを誓うのがジオグリフだ。新馬戦、札幌2歳Sとライバルを圧倒する内容で連勝。意気揚々とG1朝日杯FSへ駒を進めたが、後方から大外を回るロスの大きい競馬で5着に敗れた。

 「スタートで後手に回ったのが最後まで響いた。マイルも若干忙しかった印象です」。太田助手は敗因を振り返る一方、「最後まで脚は使ってくれた」と評価する。上がりは勝ったドウデュースと並ぶ最速3F34秒5。位置取りの差が明暗を分けたが、末脚がG1でも通用することは証明。ここまでの3戦全てで最速の上がりをマークしており、決して力負けではない。

 前走後は放牧を挟み、先月28日に美浦に帰厩。「(入厩当初は)気持ちだけで走ってフットワークの質がもうひとつだったが、だんだんと走りにまとまりが出てきた」(同助手)と良化をたどる。今回はデビュー2連勝を飾った1800メートル戦。「距離延長も東京に替わるのも、この馬にとっては走りやすい」と条件好転に期待を込める。僚馬イクイノックスは無傷2連勝で東スポ杯2歳Sを制し、早々と皐月賞直行を表明。同期生も負けてはいられない。「登竜門」を制し、クラシック戦線へ名乗りを上げる。

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2022年2月7日のニュース