グランアレグリア引退式 ルメール「乗っていて気持ちが良かった」池添「安田記念は本当に強かった」

[ 2021年12月18日 17:13 ]

<グランアレグリア引退式>大勢のファンの前に現れたグランアレグリア (撮影・西川祐介)
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 18日の中山競馬終了後、先日のマイルCSで現役を引退したグランアレグリア(牝5=藤沢和、父ディープインパクト)の引退式が行われた。ファンの前に現れたグランアレグリアは今からレースがあると勘違いしたのか、少しスイッチが入った様子。引き手の手綱をグイグイと引っ張りながら、詰めかけたファンの前で最後の勇姿を披露した。

 同馬は全9勝を挙げ、G1を6勝(19年桜花賞、20年安田記念、スプリンターズS、マイルCS、21年ヴィクトリアM、マイルCS)。類いまれなる末脚の破壊力で、20年安田記念は希代の名牝・アーモンドアイも打ち破った。同期ラヴズオンリーユー、クロノジェネシス、カレンブーケドールなどの名牝たちとともに、近年の競馬シーンを鮮やかに彩った。今後はノーザンファーム(北海道安平町)で繁殖入りし、そのスピードを産駒たちに受け継いでいく。

 ▼来年2月引退の藤沢和師 (調教師生活)最後の年だったけど勉強になることも多かった。最後まで頑張ってくれて、ご苦労さんと言いたい。

 ▼主戦のルメール騎手 やっぱり寂しくなります。グランアレグリアはぼくにとって特別な馬になったので無事に牧場に行けるのは良かった。素晴らしい人生でしたね。乗っていて気持ちがよかった。いつも最後に素晴らしい脚を使ってくれた。別の馬と走りが違いました。

 ▼20年安田記念騎乗の池添騎手 ぼくが乗った時には大人の女性になっていたので乗りやすかったし、力を十分に発揮できたんじゃないか。安田記念は本当に強かったし、秋以降にルメールが違う馬に乗ってくれないかと思っていた(笑い)。

 ▼ノーザンファームの吉田勝己代表 最初からこれだけ速い馬はなかなかいないなと。世界でも一番、強い、速い馬だと思う。(産駒には)そのスピードが受け継がれてほしい。子どもたちは牝馬はもちろん繁殖として残るし、いい種馬が出ると素晴らしいなと思います。

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