【秋華賞】ツイッターで縮まったファンとソダシとの距離

[ 2021年10月13日 05:30 ]

ソダシ雪辱2冠へ白映える秋

坂路でキャンター調整するソダシ
Photo By 提供写真

 今や競馬社会もSNSが常識となった。「この日のソダシ」と関係者がツイッターに写真を投稿すれば凄い勢いで「いいね!」が増えていく。ネットを通じてファンとの距離はグッと縮まった。白毛馬ソダシを手がける今浪厩務員は17年9月にツイッターを開設。かつて担当していた名馬ゴールドシップとの思い出の写真などを投稿すると、あっという間に人気者になった。現在、フォロワーは3万9836人。今浪厩務員は「最近はソダシのことで毎日のように応援メッセージが届きます。全員には返事を返せていないけど、全てしっかり読んでいますよ」と感謝を口にする。

 ツイッターを開設して4年が過ぎた。最も反響が凄かったのは、白毛馬初のクラシック制覇を達成した桜花賞。レース後、スマホを見ると500人以上から、お祝いメッセージが届いていた。「あの日は忘れられない。夜はご褒美に家族でご飯を食べて最高の一日でした」。偶然か運命か。歓喜の勝利から、さかのぼること数日。今浪厩務員は2人目の孫が誕生した。「このタイミングで!?と驚いた。しかも女の子。ゴールドシップが(15年)天皇賞・春を勝った時も少し前に初孫が生まれた。こっちは男の子だよ」。そういうタイミングでキッチリ勝つ。まるでドラマのような話だ。ファン、勝負の神様にも愛されるベテラン厩務員がアイドルホースとともに、最高の物語を紡いでいく。

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2021年10月13日のニュース