【宮島・チャンピオンカップ】前本 地元周年2V、GPベスト6入りへ賞金4位浮上

[ 2021年9月11日 05:30 ]

宮島名物の優勝しゃもじを手にしてほほえむ前本
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 ボートレース宮島のG1開設67周年記念「宮島チャンピオンカップ」は10日、第12Rで優勝戦が行われ、前本泰和(49=広島)がインから危なげなく押し切って今年9回目の優勝。13年の第59回大会に続く地元周年記念2Vを成し遂げた。

 6月の児島グラチャンでSG2Vを決めた前本が地元G1を制して「予選トップから優勝できたのがうれしいですね」と喜びを語った。初の地元周年記念Vを飾った13年の第59回大会は優勝戦6枠。“抜き”での勝利だったが、今回は堂々の王道一直線V。49歳にして、まだまだ進化し続ける男が地元・広島赤ヘル軍団の雄として改めて底力を知らしめるシリーズとした。

 「ペラ調整で準優より感じは良かったかな」と前本。決して良くない13号機だったが、持ち前の調整力で優勝機に仕立て上げた。この優勝で今年の獲得賞金額は7900万円超え。ランキングは6位から4位にジャンプアップした。「せっかく、いい位置にいるから、そこは意識していきたいです。同期の浜野谷(憲吾)選手や(原田)幸哉君も頑張っているし、自分も勝ちたいですね」と、さらなる闘志を燃やす。

 7月オーシャンCの浜野谷、8月メモリアルの原田と40歳代後半組が相次いでSGタイトル奪還したことは、いい刺激材料になっているはず。グランプリメンバーの決まる11月末まで「結果を出していきたい」とキッパリ。今後も貪欲に賞金の上積みにこだわっていく。

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2021年9月11日のニュース