【佐賀・ロータスクラウン賞】12日発走 トゥルスウィー3冠だ、史上3頭目の快挙へ

[ 2021年9月11日 05:30 ]

佐賀競馬「第18回ロータスクラウン賞」で3歳3冠を狙うトゥルスウィー
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 佐賀競馬3歳3冠レース大トリの一番、3歳秋のチャンピオンシップにあたる「JBC協会協賛第18回ロータスクラウン賞」(四国・九州地区交流、距離2000メートル)が、あす12日第9レースでゲートイン。何といっても注目は4月「佐賀皐月賞」、5月「九州ダービー栄城賞」を制し現在2冠のトゥルスウィー。狙うは3歳馬最高の勲章・3冠達成だ。タガノリヴェラーノ、ピッカ、テイエムサツマオー、プリマステラも黙ってはいない。アルティマソウル、ブラーブサージュ、高知からの刺客・ナムラゴローは底力を発揮したい。

 昨年の第17回大会は、高知のマイネルヘルツアス(現・大井所属)が地元佐賀勢11頭を一蹴して重賞初勝利を挙げた。一作年の第16回大会は3コーナー過ぎに先頭に立ったスーパージンガ(今年2月に引退)が2着以下をきっちり抑えて、見事に3冠を達成した。

 今年、スーパージンガに続く3頭目の佐賀競馬3歳3冠を狙うのがトゥルスウィーだ(1頭目は12年のエスワンプリンスで、その時の1冠目は「佐賀皐月賞」ではなく「飛燕賞」)。

 トゥルスウィーは今年1戦目の1月3歳重賞「花吹雪賞」(1800メートル)で重賞初勝利を挙げ、4月3歳牝馬重賞「ル・プランタン賞」(1800メートル)も制した。同月の佐賀3冠第1弾「佐賀皐月賞」(1800メートル)、5月3冠第2弾「九州ダービー栄城賞」(2000メートル)は、いずれも3コーナー過ぎからスムーズに抜け出す競馬で2着に4馬身差をつけ快勝。その後の高知遠征は4着、新設重賞で古馬と対決した「九州チャンピオンシップ」は勝ち馬から8馬身差の2着だったが3歳最強なのは言うに及ばず。鞍上が佐賀のレジェンド・山口勲というのも心強く3冠は濃厚とみる。

 大混戦ムードの次位争いからは、ステップレースの8月「佐賀城特選」(1800メートル)を制したタガノリヴェラーノを2番手に推したい。そのレースでクビ差2着だったピッカも夏前から中距離戦で好走を続けており、初の2000メートル戦は好戦可能とみる。「佐賀皐月賞」3着、「九州ダービー栄城賞」4着のテイエムサツマオーは連闘だが、前団で粘れるスタミナを備える。プリマステラも「佐賀皐月賞」では2着ゴール。末脚は侮れない。

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2021年9月11日のニュース