【キーンランドC】メイケイエール復活だ G1以外無敗、1200は2戦2勝

[ 2021年8月23日 05:30 ]

重賞3勝の実績馬メイケイエール
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 大一番が終わっても、札幌の夏はまだ終わらない。サマースプリントシリーズ第5戦「第16回キーンランドC」(29日)に多彩なスプリンターがそろう。重賞3勝の実力3歳牝馬メイケイエールの復活なるか、注目が集まる。

 古馬と初対戦のメイケイエールは第一関門の平地調教再審査に無事合格。前走の桜花賞(18着)はハミ受け不良になったが、札幌競馬場のダートコースで武豊を背にスムーズな走りを見せた。重賞3勝の実績が示す通り、素質はここでも通用。G1以外は負けておらず、1200メートル戦は新馬→小倉2歳Sと楽勝している。気性を考慮しても距離短縮は魅力だ。スプリント路線ならトップを目指せる。

 函館スプリントS3着ミッキーブリランテは今年に入ってからの安定感が光る。前走は前が止まらない流れでもタイム差なしまで迫り、1200メートルにメドを立てた。重賞2勝のダイアトニックも地力は上位。昨年のキーンランドCは1番人気で15着に敗れ、続くスプリンターズSも13着に惨敗。長期休養明けになるが、立て直して巻き返しを狙う。3連勝で葵Sを制した3歳牝馬レイハリアも侮れない。

 《精神面で成長》メイケイエールは19日の平地調教再審査をきっちりパスして参戦。武英師は「以前はむきになる面があったが、今は調教で抜かれたり遅い馬が前にいても、我関せずといった感じ。古馬相手の1200メートルでペースが上がるのでレースはしやすいはず」と精神面の成長を強調する。デビュー2連勝した6Fでの再出発。「これから競馬を覚えていって距離を延ばすことがあるかもしれないが、本質的には1200メートル」と語った。

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2021年8月23日のニュース