【関屋記念】前週JRA騎手最年長重賞V更新、柴田善 ベストアクターでもう一丁

[ 2021年8月13日 05:30 ]

ベストアクターと柴田善(撮影・郡司 修)
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 8日新潟のレパードSをメイショウムラクモで勝ち、JRA騎手最年長重賞勝利記録(55歳0カ月10日)を更新した柴田善臣。翌9日には盛岡で行われた交流重賞・クラスターCをリュウノユキナで勝利。いま乗りに乗っているJRA現役最年長騎手だ。「最近、年のことばかり聞かれる。最年長のことを何回聞かれたか」と、話す目元は笑っていた。

 自身の記録を更新すべく関屋記念で手綱を取るのは、20年阪急杯の覇者・ベストアクター。今年2月の阪急杯(16着)で、脚部不安による1年にも及ぶ長期休養から復帰。今回はそこからさらに5カ月の休養を挟んでの臨戦。7歳になったが“もうひと花”が期待されるディープインパクト産駒だ。柴田善とは19年10月の国立特別(5着)以来、5戦ぶりのコンビ復活となる。

 追い切りには先週に続き2週連続で騎乗。坂路併せ馬で3馬身追走から併入し、4F53秒1~1F12秒5をマーク。「間が空いてリフレッシュできている。歩様が凄くいい。以前はゴトゴトしていたけど今はスムーズ。上がりの息がちょっと悪かったけど、休み明けだしこれで良くなる」と手応えを得ていた。最年長でも現場の最前線で活躍し続ける秘訣(ひけつ)について「競馬が好きだし、レースが好きだし、馬が好きだからね」と語った55歳。今週も円熟の手綱さばきから目が離せない。

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2021年8月13日のニュース