【新潟新馬戦】クランプ 堅実血統 全兄は新潟2歳Sなど重賞3勝ロードクエスト

[ 2021年8月10日 05:30 ]

14日の新潟でデビューするクランプ
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 小島厩舎に縁の深いクランプ(牝=小島、父マツリダゴッホ)が14日の新潟6R芝1400メートル(牝馬限定)でデビューする。全兄は同厩舎で15年新潟2歳Sなど重賞3勝を挙げたロードクエスト(牡)。さらに同馬の弟&妹のヴァルツァー(牝)、ロードトレジャー(牡)、スティルネス(牝)も同厩舎で2歳戦のうちに勝ち上がった堅実な血統だ。

 小島師は「ロードクエストは重賞を3個も勝ってくれた上にG1でも2着(16年NHKマイルC)。本当によく頑張った。その縁できょうだいも預からせていただいていますが、この血統を発掘してきたオーナーサイドも凄いと思う」と偉大な兄を称え、目を細める。

 クランプは先週5日、実戦でも騎乗予定の田辺を背にWコースを6F84秒2~1F12秒1(馬なり)で軽快に流した。410キロ台と体は大きくないが、バネに富んだ脚さばき。指揮官は「普通キャンターよりスピードに乗った時がいい動き。走りが軽い。きょうだいだとスティルネス(父ゴールドヘイロー、福島新馬1着→新潟2歳S3着)に似ている」と評価した。

 ロードクエストが新潟2歳Sで重賞初制覇を飾った新潟。妹は内回り1400メートルが初陣となる。「将来的にはカイバ食いや体が大きくなってほしいという思いはありますが、実戦の芝は合うと思う。楽しみにしてます」と、きょうだい5頭目の“勝ち名乗り”を祈った。

 《ロードクエスト 盛岡で復活白星》6歳上の全兄ロードクエスト(牡8)は今年2月の小倉大賞典10着後、大井の渡辺和雄厩舎に移籍。1日に盛岡で行われた重賞せきれい賞(芝2400メートル)で逃げ切りV。地方移籍2戦目で18年10月スワンS以来、2年9カ月ぶりの復活白星を飾った。小島師は「あの乗り方(逃げ)も良かったのでしょう。(NHKマイルC2着後の)ダービーではさすがにできなかったが、距離を延ばし、前に行く競馬は中央時代に少し考えたんです。活躍の場が見つかって良かった」と喜んだ。

 

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2021年8月10日のニュース