的場 国内最年長勝利!森下博超え64歳10カ月7日「気持ちはまだ10年若い」

[ 2021年7月15日 05:30 ]

最年長勝利記録を更新した的場はVサイン(撮影・村上 大輔)
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 歴代最多勝の的場文男(64=大井)が14日、大井12Rをノートウォージーで勝ち、国内最年長勝利の新記録を達成した。64歳10カ月7日での勝利。地方通算4万2490回目の騎乗で同7347勝とした。それまでの記録は昨年3月に引退した森下博元騎手(川崎)のジャスト64歳10カ月だった。

 大波乱で幕を閉じたJDDの余韻が残る最終レース。的場が出ムチを入れてハナを奪う。最後はこん身の“的場ダンス”。後続の追い上げを首差振り切った。「理想のレースができた。ファンの皆さんや競馬関係者が背中を押してくれるので勝ち鞍を挙げられる。感謝の気持ちでいっぱい。体力は落ちてきているけど、気持ちはまだ10年若いからね」と笑顔がはじけた。

 18年8月12日の地方競馬最多勝利の新記録(7152勝)から3年弱。またも日本記録を塗り替えた。くしくも12Rのレース名は「トゥインクルのきせき賞」。TCKによるとトゥインクルレース35周年の軌跡という意味だが、レジェンド的場が“大井の奇跡”そのものだ。

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