【大井・東京スプリント】リュウノユキナ重賞初V!“54歳”柴田善臣、17年ぶり大井勝利

[ 2021年4月15日 05:30 ]

東京スプリントで重賞初制覇を決めたリュウノユキナ(左)。右は2着サブノジュニア。
Photo By スポニチ

 短距離の中央交流重賞「第32回東京スプリント」(G3)が14日、大井競馬場で行われた。1番人気のリュウノユキナが直線3番手から抜け出し優勝、3連勝で重賞初制覇を飾った。手綱をとったJRA現役最年長騎手の柴田善臣(54)は昨年の愛知杯(デンコウアンジュ)以来の重賞勝利。大井での勝利は04年ジャパンダートダービー(カフェオリンポス)以来17年ぶりとなった。また、JRA騎手の最年長地方重賞勝利は岡部幸雄が04年名古屋グランプリを56歳で制している。

 「調教にも乗って状態の良さが分かっていた」という柴田善は、好スタートから外の4番手を確保すると直線も自信を持っての早めの抜け出し。残り100メートルで1馬身差があったが、最後はサブノジュニアが強襲。頭差しのいだところがゴールだった。

 「最後は辛抱してくれるだろうと思っていた。勝てて良かった。もうワンランク力が上がれば上のタイトルに手が届くと思う」と振り返った柴田善。自身に関しては「まだまだ乗っていたいし、競馬を楽しみたい」と頬を緩ませた。次走は未定ながら「地方交流重賞も視野に入る」とした小野師。ダート短距離戦線に個性的なコンビの新星が現れた。

 ▼2着サブノジュニア(矢野)並びかけたら相手もまた伸びた。やはり多少疲れがあるので、切れ味は今後まだ増すはず。残念…。

 ◆リュウノユキナ 父ヴァーミリアン 母ネオカラー(母の父クロフネ) 牡6歳 美浦・小野次郎厩舎 馬主・蓑島竜一氏 生産者・北海道新ひだか町の藤川ファーム 戦績36戦8勝(南関東1戦1勝) 総獲得賞金1億7028万7000円。

続きを表示

2021年4月15日のニュース