【平和島・ルーキーS】栗城、3度目のV!ファンの前で初美酒、反省糧に5月当地G1へ

[ 2021年3月31日 05:30 ]

平和島のルーキーシリーズ第6戦で3度目優勝を飾った栗城匠                         
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 ボートレース平和島の「ルーキーシリーズ第6戦」は30日、12Rで優勝戦が行われ、栗城匠(25=東京)が4コースから恵まれで約9カ月ぶりとなる通算3回目(当地2、今年初)の優勝を飾った。1Mで外を握った宮之原輝紀が、2Mで川原祐明をさばいて2着。地元東京支部同期のトップルーキーコンビによるワンツー決着となった。なお、井上忠政と中村魁生はフライングに散った。

 これまで2度の優勝はコロナ禍の影響で無観客。初めて観客と味わう美酒に「ファンの人たちと手を振り合えてうれしかった」と笑顔を見せた栗城。だが、それもすぐ反省の表情に変わった。「もっとペラ調整を合わせないと駄目。平和島の記念(5月)の準備をしておきたかった。調整を一走一走、自分のいいと思う状態までやってから、レースに臨みたいと思ってやっていた。優勝戦はできたが、予選からやらないと記念では通用しない」。厳しい言葉を口にした。

 今年2月の関東地区選手権でG1に初出場し浜名湖周年、三国周年と3節連続でG1出場。浜名湖では準優進出を果たした。「G1を走りながら、レースはちょっとだけどうまくなっていると思う。そのちょっとの差が大きい」。トップクラスにもまれながら手応えも得ている。「記念で通用するよう、SGに行けるようになりたい」。相性のいい平和島で迎えるG1へ、地元トップルーキーは今節の反省を糧に腕を磨く。

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2021年3月31日のニュース