【浜名湖賞】中島 8年ぶりG1V 地元・三国G1へ弾み「リズムは上がってきている」

[ 2021年3月8日 05:30 ]

<浜名湖賞>8年ぶり7度目のG1制覇を飾り、優勝盾を手にする中島
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 ボートレース浜名湖のG1「浜名湖賞 開設67周年記念 静岡県知事杯争奪戦」は7日、第12Rで優勝戦が行われた。1号艇の中島孝平(41=福井)がインを押し切り快勝。13年2月の近畿地区選手権以来7度目のG1優勝を達成した。4コースから差した桐生順平(34=埼玉)が2着でゴール。G1初優出で注目された中田達也(27=福岡)は競り合いを制して3着。

 レースの鍵を握る大外枠の徳増が回り込み5コースを奪取。内5艇が100メートル少し手前のスロー起こし、柳沢が単騎の6コース。

 1号艇の中島は「徳増さんは地元だしコース取りは想定内。どこからでも行ける準備はしていた」。慌てることなく自分のペースを最後まで保ち続けたことが大きな大きな勝因だ。スリットはほぼ横一線。影すら踏ませない完璧な角度のターンで一気にケリをつけた。

 「初日走って、しっかりとした手応えがあった。冷えた日にも対応できたので大きなことはせず微調整で行けました」。初日5Rで全艇フライングのアクシデント。不動の主役として期待されていた峰竜太が非常識なフライングで帰郷、そして激しいエンジン差による波乱の日々。主力勢が次々と脱落していく中、雑音に左右されることなく中島は静かに着々と準備を整えていた。

 18年のオールスター(尼崎)で2度目のSG制覇を果たしたが、G1優勝は8年ぶり。次走、地元開催の三国周年記念へ最高の弾みをつけたが「地元という気持ちはあるけれど今節と一緒。意識はしないで自分なりに頑張るだけ。結果は後からついてくるもの」と気持ちを引き締めた。

 「やっていることは一緒だがリズムは上がってきている。これからも悪いところをなくしていきたい」。10年前にSG初制覇を決めたグランプリの出場権利獲得も視野に入れ、21年再ブレークを狙う。

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2021年3月8日のニュース