【チャンピオンズC】クリソベリル連覇獲れる!8戦8勝で国内負け知らず

[ 2020年12月1日 05:30 ]

クリソベリル
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 芝の頂上決戦の余韻が残る中、今週は砂の最強馬決定戦「第21回チャンピオンズC」が行われる。過去10年の傾向から勝ち馬をあぶり出す「G1データMAX」では、前身のJCダート時代も含めて徹底分析。今秋のJRA・G1は1番人気がここまで全勝中。「桶狭間砂の陣」を制するのは、やはり人気必至のこの馬だ。

 (1)前走 阪神でJCダートとして行われていた13年以前は、同じ右回り京都のみやこSとの関連性が深かった。だが、中京開催となった14年以降は影が薄くなった。今年のみやこSを制したクリンチャーは左回りダートの経験がなく、芝を含めても連対なし。中京では狙いづらい。同じく前哨戦の武蔵野S組も不振。同じ左回りだが、マイル戦で芝スタートという特性の違いが影響しているのか。サンライズノヴァは武蔵野Sで重賞5勝目を飾ったが、全てマイル以下。1800メートルは微妙に長い。

 代わって台頭したのがJBCと南部杯組。交流G1とはいえハイレベルなメンバーが集結している表れだろう。王道ローテだが、JBC組は今年わずか2頭と少数精鋭。クリソベリルとチュウワウィザードは安定感でも他を圧倒する。そして直近3年は南部杯からの臨戦が2勝2着1回と好調。今年、芝並みのレコードでG1初制覇を飾ったアルクトスにとっては追い風となるデータだ。

 (2)リピーター このレースの最大の特徴は、前年以前の好走馬が翌年以降も再び好走するケースが目立つこと。10、11年連覇トランセンドを筆頭にホッコータルマエ(12、13年3着→14年V)、サウンドトゥルー(15年3着→16年V)など枚挙にいとまがない。ダート馬は芝よりもピークが長く、いったん勢力図が完成すると“長期政権”が基本。芝で必要な瞬発力より、ダートで要求される持久力の方が衰えが緩やかなのだろう。人間の陸上競技に置き換えると分かりやすい。

 今年は昨年の1~4着馬がそろって参戦。連覇を狙うクリソベリル、17年V→昨年2着のゴールドドリームは当然マークが必要。昨年3着のインティも【2・0・1・0】と中京コースは得意。一方、昨年8着と見せ場なく完敗したタイムフライヤーは舞台適性に疑問符。キャリアの浅い3歳馬は中京未経験でも問題ない。

 (3)年齢&実績 前項のリピーターにもリンクするが、経験豊富な古馬に一日の長があるレース。4勝の5歳を筆頭に4、6歳が2勝ずつと好成績を挙げている。ただ、7歳馬の優勝はなく、連対も13年2着ワンダーアキュート1頭のみ。これは3年連続の2着という“快挙”。息の長いダート馬とはいえ7歳では信頼度が落ちる。3年ぶり2勝目を目指すゴールドドリームは今年未勝利。やや分が悪い印象だ。

 3歳は劣勢も、直近2年はルヴァンスレーヴ、クリソベリルと連勝。育成、調教技術の進歩で以前ほどの能力差はなくなった。ただ、15年2着ノンコノユメを含め、連対した3歳3頭はいずれもジャパンダートダービーの優勝馬で、既に世代の頂点に立っていた。

 実績面では中京開催となった14年以降の優勝馬6頭はそれまでにG1勝ちを収めていた。全世代が一堂に会する唯一の中央ダートG1。相応の実績がなければ勝ち切ることは難しい。

 結論 クリソベリルの連覇が濃厚だ。今年2月のサウジアラビア遠征で初黒星(7着)を喫したが、国内では8戦8勝と負け知らず。4歳となった今年も帝王賞、JBCクラシックと危なげない勝利でタイトルを積み上げている。王道のJBC組で実績も非の打ちどころがない。

 逆転候補は初対戦となる3歳カフェファラオ。シリウスSで古馬を撃破し、ここまで5戦4勝。G1・4連勝中のルメールの手綱も頼もしい。ただ、重要なポイントである大一番のジャパンダートダービーで7着惨敗を喫している点が、唯一の気掛かり。

 これに続くのが前哨戦Vの3頭だがアルクトス、サンライズノヴァはマイル志向が強く9F以上に実績なし。クリンチャーは舞台に不安が残る。実績上位のゴールドドリームは年齢がネックで、あくまで連下候補。クリソベリル=カフェファラオを1、2着に据え、3着に穴候補を流す3連単フォーメーション馬券がお薦めだ。 

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