【赤松賞】アカイトリノムスメ快勝、母はアパパネ 横山武「完成は先だけど、いい馬」

[ 2020年11月22日 15:14 ]

<東京9R赤松賞>レースを制した横山武騎乗のアカイトリノムスメ(撮影・西川祐介)
Photo By スポニチ

 2歳牝馬の1勝クラスで争われた東京9R・赤松賞は、アカイトリノムスメが1番人気に応えて快勝。直線で馬群を割って鋭く抜け出すと、内で抵抗した2着メイサウザンアワーを1馬身1/4差で振り切った。騎乗した横山武は「調教からいいものを感じていたが、まだ線が細く非力。コーナーでは左にモタれて走っていた。それでいてこれだけのパフォーマンス。完成は先だけど、いい馬です」と舌を巻いた。

 10年に牝馬3冠を達成したアパパネの娘。2戦目V後に赤松賞を連勝したのは、母と全く同じ軌跡だ。国枝師も「いい勝ちっぷりだった」と評価。一方で「お母さんは既にこの時期でパワー十分。馬体もブリッとしていたが、それに比べるとまだまだ」と冷静なジャッジ。

 次走は母も向かった阪神JF(12月13日、阪神)が視野に入るが「次は馬の様子を見てから。無理するつもりもない」と慎重姿勢。それでも「センスが良くて長くいい脚を使う。一つずつ課題をクリアしてるから楽しみだよ」と期待十分。夢は母娘での3冠制覇。来春へ夢が膨らむ快勝。次週のジャパンCでラストランとなるアーモンドアイに代わり、国枝厩舎に新たなヒロイン候補が誕生した。

続きを表示

2020年11月22日のニュース