【マイルCS】アドマイヤマーズ復権へ 友道厩舎全力注入、正攻法で押し切る

[ 2020年11月17日 05:30 ]

アドマイヤマーズ
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 昨年の香港マイルを制した実績馬アドマイヤマーズが、大一番での復権を狙う。マイルG1・3勝の強豪も今年は2戦未勝利。史上最強と言われる今年のメンバーの中ではやや影が薄い。大一番で反撃があるのか。

 実質的な最終追いとなった日曜の坂路。いっぱいに追われ、4F51秒5(1F12秒9)の猛時計を叩き出した。日曜に強い負荷をかけ、当週の水曜は流し気味に抑える。これがリーディング上位争いに加わっている友道厩舎のスタイル。大江助手が感触を伝える。

 「レースに使ったことで、よりリラックスして調教に臨めています。間隔が詰まっているので速い時計は何本もいらない。1本しっかりやって、当週はリラックスさせることをメインにします」

 始動戦のスワンSは休養明けで他馬より重い58キロ。加えて荒れた馬場で内枠と厳しい条件が重なった。

 「勝負どころで外からプレッシャーをかけられ、動きづらい面はあったと思います。しかし千四の厳しい流れで、あの位置で競馬ができたのはいい経験。ここにつながると思います」

 3着に甘んじたが、本番への布石と考えれば悲観はない。

 「阪神に関しても、いいイメージを持っています。しっかり動かしていって辛抱が利くのがこの馬の持ち味ですから」

 イメージは正攻法で押し切る形。ローテを踏まえた前哨戦の選択から最終仕上げまで。友道厩舎の全ノウハウが注ぎ込まれている。

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2020年11月17日のニュース