【オークス】デアリングだけじゃない!杉山晴師期待の抽選組2頭

[ 2020年5月20日 05:30 ]

厩舎周りで運動するクリスティ
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 【G1ドキュメント・栗東=19日】断然の主役、桜花賞馬デアリングタクトの手応えは明日の追い切り原稿を読んでもらうとして、オサムが食指を動かせるのは同じ杉山晴厩舎の抽選組2頭だ。

 「現時点でまだ8分の2のままですか…」。杉山晴師はため息。わずか2頭の抽選枠を独占するのは確率的にも厳しいが、指揮官の口惜しげな表情こそ期待の大きさにほかならない。

 まずクリスティ。スイートピーSは4着に甘んじたが完全に脚を余した。「ジョッキー(福永)も“直線スムーズなら余裕で2着はあった”と言ってましたから」と振り返り、「フットワークが大きくなった。長い脚を使うタイプ」と距離延長を歓迎する。

 ただクリスティは阪神JF(8着)にも挑戦しているから名前は売れている。最大の伏兵はミスニューヨークだという。4月の中山遠征で2勝目を挙げたばかり。何がいいのか?師の強気を聞いてもらおう。

 「折り合い面から言えばミスニューヨークが距離的には一番いいと思います。使いながらの上昇度もこの馬でしょう。放牧から帰ってくるたびに力強さが出て、1週前追い切りも抜群だった。折り合いの心配がなく、どんな競馬でもできる」

 まさに立て板に水の好ジャッジ。圧巻は主戦・加藤が手綱を取ったCWコースでの1週前追い。やや内めを回ったとはいえ、6F80秒2~1F12秒0はなかなか出せない時計だ。久々のG1挑戦になる加藤が「華奢(きゃしゃ)な馬ですが、軽い動きで2400メートルの距離はむしろいいと思います。メンタルが強いし、乗りやすさが武器」と腕撫す。勝負の行方は明日の抽選に懸かっている。

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2020年5月20日のニュース