【オークス】“穏やかな子”サンクテュエールが反攻!藤沢和師高評価「折り合いつく」

[ 2020年5月20日 05:30 ]

サンクテュエール
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 王道を歩んできた財産を生かす。名伯楽・藤沢和師が送るサンクテュエールが前走・桜花賞6着からの反攻を静かに見据えている。

 19日は雨の中、午前6時の開門と同時に坂路(4F68秒0)を弾むような脚さばきで駆け上がった。藤沢和師は「桜花賞は馬場の悪いところから最後は伸びていたからね。重い馬場を考えれば、よく頑張っていると思う」と振り返った。

 2走前のシンザン記念では牡馬相手に完勝した実力派。桜花賞だけでは見限れない。「幸いダメージもなく、順調に調整できた。距離?穏やかな子でカリカリするタイプではないから。折り合いもつくので大丈夫だと思う。東京に替わるのもいい」(同師)。新馬からコンビ継続の名手ルメールとの意思疎通&操縦性の良さで道悪に泣いた桜花賞以外は3戦2勝、2着1回と堅実に走ってきた。初の2400メートルもセンスで打破する構えだ。

 JRAG1・30勝目が懸かる指揮官は「クラシックの王道を歩んだ馬はやっぱり強いからね。桜花賞上位馬で1頭(2着レシステンシア)抜けたから、うちのは5番目には来るかな?」と笑って、桜花賞からのジャンプアップを祈った。

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2020年5月20日のニュース