【皐月賞】2強よりもう一頭の3戦無敗馬レクセランスが魅力的

[ 2020年4月15日 05:30 ]

 【G1ドキュメント・栗東=14日】桜花賞で無敗馬の魅力に改めて気付かされた田村。皐月賞もコントレイル、サリオスと3戦無敗馬の一騎打ちムードだが、3戦無敗馬はもう1頭いる。ディープインパクト産駒のレクセランスだ。過去10年、同馬産駒の勝ち馬は16年ディーマジェスティ(8番人気)、17年アルアイン(9番人気)。共に人気薄の激走だった。人気のディープインパクト産駒でなく、ひとひねりした方が的中に近づく。早速、池添学師に話を聞いた。

 「ここ2戦、強い相手に勝っている。特に展開が向かなくても勝ち切った前走は評価している。川田騎手が2戦目で馬群に入れて競馬をするなど、学習も積んでいる。ただ、今回は一気に相手が強くなるからね。そこの力関係がどうか」

 強気一辺倒ではなかったが言葉からは確かな手応えを感じた。調教にも工夫を重ねている。「先週、先々週と2週連続で内に馬を置き、内にササらないように調整している」。デビュー戦で最後の直線、強烈にササった。それでも勝ったが陣営は気性面の改善に余念がない。中山は初コースだけに準備が肝心だ。

 こうも考えられる。粗さが残る現状でデビュー3連勝。これはポテンシャルの高さを示すものにほかならない。これは魅力がありそうだ。田村はにんまりとしながら厩舎を後にした。

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2020年4月15日のニュース