【きさらぎ賞】ギベルティに宿る“血の力” 武も懐古「メチャ強かった」

[ 2020年2月6日 05:30 ]

武豊騎手を背に坂路で併せ馬で追い切るギベルティ(左)
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 【東西ドキュメント・栗東=5日】きさらぎ賞に出走する関東馬のギベルティは栗東トレセンに入厩しており、この日は武豊を背に坂路で追い切りを消化。見た目には先行した古馬オープンのアウトライアーズ相手に1馬身半の先着も、武豊は「併せ馬(の感覚)ではないけどね。やりすぎないようにした。落ち着いていい感じ」と相手を目に入れていなかった様子。

 先日放送された武豊TVを菱田は視聴しており、番組内でギベルティの母父ドバイミレニアムの血統に注目していたことを記憶していた。改めてその点を問うと、武豊は「ジャックルマロワ賞(99年)で対戦しているんだ。メチャ、強かった」と懐かしんだ。種牡馬入り後は急死し、産駒は1世代のみ。「だから珍しい血統」とも繰り返している。

 きさらぎ賞の展望は「スタミナがあるし、今の京都の重い馬場は合うと思う」と前向き。馬主のゴドルフィンはドバイミレニアムを所有していたわけで、血統を抜きに語れないドラマがギベルティには凝縮している。

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2020年2月6日のニュース