【札幌新馬戦】メリディアン軽快 父に手向けの白星へ

[ 2019年8月1日 05:30 ]

3頭併せで軽快な動きを見せるメリディアンローグ(中央)(撮影・千葉 茂)  
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 ディープインパクト急死から一夜明けた31日、札幌ではディープ産駒の好素材が新馬戦に向けて最終追いを行った。藤沢和師が日曜5R(芝1800メートル)に送り出すメリディアンローグ(牡)。芝コースでアブソルティスモ(2歳未勝利)と併せ、馬なりで併入した。時計は5F68秒8。

 まずはディープについて「(管理した)ゼンノロブロイと入れ替わる感じで出てきたが、あの馬によって時計一つ(1秒)は楽に速くなった。競馬の体系を変えたと思う。調教師にとって憧れの馬」と、寂しげな表情で振り返った師。続けてメリディアンについて「ファストアプローチ(来週の関屋記念に出走予定)の下で期待している。順調だし、利口でいい馬だよ。頑張らないとな。弔い合戦だ」と口元を引き締めた。

 鞍上は05年有馬記念のハーツクライでディープインパクトに国内唯一の黒星(2着)をつけたルメール。自身のスマホを報道陣に見せながら「(ディープの死は)フランスでも大きなニュースになっている。彼は天才ホース。バレエダンサーのように柔らかく、軽い走りだった」と現役時を回想した。最終追いで感触を確かめた息子については「まだ子供だけど能力がある」。父に手向けの初陣Vなるか。

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2019年8月1日のニュース