完全復活カーニバルが短距離戦線殴り込み

[ 2019年5月10日 05:30 ]

完全復活を遂げたデイジーカーニバル
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 【地方からの風】あれから1年。将来性豊かな1頭が完全復活を遂げた。7日の船橋9Rエメラルド特別を3馬身差圧勝したデイジーカーニバル(牡4=船橋・佐藤賢、父ヘニーヒューズ)がその馬だ。

 昨年5月3日の東京湾カップはデビューから無傷の3連勝で挑んだ一戦。断然の1番人気に推されたがレース中に腰をひねるアクシデントがあって4着。その後2度の放牧によって立て直しを図ったが2桁着順が続くなど勝利から見放されていた。5戦ぶりの白星をモノにしたのは今年4月18日で丸1年ぶりだった。

 7日の勝利で2連勝。「前走から間隔が詰まっていてちょっと集中しきれていないところがあったが力が違った。距離を短くしたことで、この馬のいいところが出てきた」と手綱を取った石崎も納得の表情でレースを振り返った。B1下、B2を連勝しただけだが佐藤賢師も確かな手応えをつかんだ様子だ。

 「時間はかかったが、やっと腰もパンとしてきて状態も上がってきた。今の課題は砂をかぶらせて折り合いをつけさせること。それができれば重賞でも楽しみ。デビューした時から期待していたからね」

 もう後戻りはできない。1戦挟み「習志野きらっとスプリント」(7月17日)が当面の目標となるが、勢いを取り戻した4歳馬が殴り込みをかける短距離戦線から目が離せなくなってきた。

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2019年5月10日のニュース