【金鯱賞】プレミアム、堂々11秒3 キレキレの動きが蘇った

[ 2019年3月7日 05:30 ]

CWコース単走で力強く追い切るダノンプレミアム(撮影・井垣 忠夫)
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 17年2歳チャンプのダノンプレミアムが金鯱賞で9カ月半ぶりにターフに戻る。栗東で行われた最終追い切りはCWコース単走。角馬場で入念に体をほぐしてから鞍上は川田にバトンタッチ。威風堂々とコースに脚を踏み入れた。

 テンから気分良さそうに軽快な脚さばき。折り合い重視で、半マイル標識を過ぎてから徐々にスピードを乗せていくと、体を沈めて力強いフォームに変化。ラスト1Fで軽くゴーサインを出されると、真っすぐに伸びて駆け抜けた。前半流して6Fは86秒9だが、ラスト1Fは圧巻の11秒3。キレキレの動きでこの馬本来の走りがよみがえってきた。川田が感触を伝える。

 「長いこと休んで、久しぶりを思えばよく整ってきました。いい内容の最終追い切り。まずは無事に戻ってくれたことにホッとしています。今日はしまいだけですが、この馬らしく、いい動きが戻っています」

 昨年秋は蹄に不安を発症し放牧。不本意な時間を過ごしたが、昨年暮れに帰厩した後はじっくりと乗り込んで金鯱賞を迎えた。

 輝きを取り戻せば、G1馬5頭が顔をそろえた“スーパーG2”であっても一枚上の存在だ。(新谷 尚太)

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2019年3月7日のニュース