“鉄人”佐々木氏 並ばれた的場の偉業を称える「大したもの」

[ 2018年8月7日 05:30 ]

 的場に並ばれた佐々木竹見氏(76)は「これだけ長く乗って、これだけ勝つ。本当に大したもの」と偉業を称えた。

 60年から01年まで川崎競馬場に所属し、「鉄人」と呼ばれた。69年12月5日に須田茂の持っていた通算2896勝の日本記録を追い抜いた。的場が初勝利を挙げた翌日の73年11月7日、佐々木氏は川崎で日本競馬史上初の通算4000勝をマーク。以後も無人の野を突き進み、01年に7151勝の大記録を残して引退した時、的場はその半分にも満たない3472勝だった。しかし約半世紀、誰にも譲らなかったトップの座を「竹見さんという目標があるから頑張れた」(的場)と語る後輩に譲る時が来ようとしている。

 それでも佐々木氏は「とにかく本人を褒めたい。長年、努力して辛抱して、積み重ねてきた結果だよ。(的場は)勝つことに対する気持ちが強い。若い頃から負けず嫌いで根性があった。技術的には、位置の取り方が上手で、追い方でも自分の形をつくった。そんなカラーは60歳を過ぎても変わらない。そして、自分もそうだったが家族のサポートも大きかったはず」と話した。

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2018年8月7日のニュース