【チャンピオンズC】モルトベーネ 調子戻った、面白い存在に

[ 2017年11月29日 05:30 ]

秋山を背に調教へ向かうモルトベーネ
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 【G1ドキュメント=28日】ジャパンCを◎シュヴァルグランで本線的中の岡本は意気揚々と栗東へ。こういう時は小さな変化にも気付くものだ。まず調教スタンドが新しくなっている(※誰でも気付きます)。そして、まだ火曜だというのにモルトベーネの調教に秋山が乗っている。これは何かある。

 ポリトラックでの調教を終えた秋山を直撃すると「左回りだと右に行ってしまうことがあるというので、その辺を確認した。確かに少し右に行くけど気になるほどではないし、状態は前走より良さそう」と好感触を口にした。追い切りは坂路の予定なので火曜に最終確認をしたのだ。左回りOK、状態アップならアンタレスS完勝の実績からも面白い存在。今度は松永昌厩舎に足を運んだ。

 秋2戦はともにスタートひと息で11、5着に終わったが、堀江厩務員は「元々スタートは速い馬。前々走は芝スタートが初めてだったし、馬っ気が強い馬だから前走は隣が牝馬だったのが影響したか」と分析。その上で「今秋で一番いいのは間違いない。春の良かった頃に戻ってきている」と状態面に太鼓判を押した。

 同厩舎には師と同じ鹿児島県出身で“同門”ともいえる北橋&瀬戸口厩舎から来たスタッフが多く、堀江厩務員は北橋厩舎出身。レース翌日には9日に死去した瀬戸口元調教師のお別れ会がある。「後押しがあるんじゃないかな」と堀江厩務員。外国人騎手の話題が多い今秋だが、そろそろこういう競馬があっていい。

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2017年11月29日のニュース