【京成杯ＡＨ】秋も藤沢和厩舎に注目！先陣切るギガンティア

　【東西ドキュメント・美浦＝５日】心地よい風が夏の終わりを告げている。今週から秋競馬。村松は新学期のような気持ちでトレセンに向かった。馬が少ない時間帯に坂路下の角馬場に向かうと、黄金に輝くＧ１ゼッケンをまとったダービー馬レイデオロ、オークス馬ソウルスターリング、朝日杯ＦＳを制したサトノアレスの３頭が、ゆったりと体をほぐしている。

　横にはいつも通り、笑みを浮かべながら視線を送る藤沢和師。神戸新聞杯（２４日）で始動戦を迎えるレイデオロについて「１０キロくらい大きくなって帰ってきた。いい夏休みを過ごせたんだろう。俺は全く休みがなかったけどなあ」と冗談を交えながら充実ぶりをアピール。今週は京成杯ＡＨにロサギガンティアを送り込む。「前走（関屋記念７着）は直線で前が詰まったけど、内容は良かった」と期待感たっぷり。夏は２歳馬が次々と勝ち上がり、９歳馬エポワスもキーンランドＣを制し絶好調だった藤沢和厩舎から、秋も目が離せない。