【2歳馬チェック(阪神)】ヴァイザー ドイツの名馬ノヴェリストの“処女作”

[ 2017年6月6日 11:00 ]

潜在能力が高く評価されているヴァイザー
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 4日、阪神競馬場5Rで行われた「メイクデビュー阪神」(芝1400メートル)は、北村友一騎手騎乗のヴァイザー(牡2=高橋亮厩舎、父ノヴェリスト、母ヴァイスハイト)が好位追走から抜け出し、最後はタガノスカイハイ、タニノミステリーの2頭の追い込みを振り切って勝利した。ノヴェリスト産駒は初勝利。

 好スタートを決めたヴァイザーは先行集団をいかせて4番手集団。直線で追い出されてからはジワリと伸びて先頭に。最後は外枠2頭に迫られたが、そこからもうひと伸びし抑えきった。2着にタガノスカイハイ、3着にはタニノミステリーが入った。勝ちタイムは1分21秒9。

 父はドイツの歴史的名馬ノヴェリスト、母はダートで2勝を挙げたヴァイスハイトの血統。ノヴェリストは「キングジョージ6世&クイーンエリザベスS」など国際G1を4勝し、2013年に引退。そのまま日本の社台スタリオンステーションで種牡馬入りして、今年が産駒デビュー年。

 次走注目は逃げて4着に粘ったキムケンロード。同じく先行した1番人気のディアボレットを競り落とし、差し馬が上位を占めるなか先行勢で唯一最後まで抵抗した。兄はダートで勝ち上がっているが、芝でも展開次第で勝てる能力がある。

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2017年6月6日のニュース