【桜花賞】無敗戴冠に待った!“怪物級の刺客”アドマイヤミヤビ

[ 2017年4月4日 05:30 ]

3連勝の勢いで臨むアドマイヤミヤビ
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 大阪杯の興奮冷めやらぬ阪神競馬場で今週は熱い3歳牝馬の戦い、クラシック第1弾「第77回桜花賞」が行われる。主役はもちろん、昨年の2歳女王ソウルスターリング。ここまで4戦4勝、史上7頭目となる無敗の桜花賞馬の誕生に注目が集まっている。だが、唯一、白旗を揚げない馬がいた。クイーンCを圧巻の末脚で制したアドマイヤミヤビだ。陣営はライバルとの初対戦に燃えている。

 完全無欠を誇るソウルスターリングの強さはもはや“別格”に思えるが、唯一勝負付けが済んでいない馬がいた。別路線から桜舞台に乗り込むアドマイヤミヤビだ。3戦目の百日草特別では後に京都2歳Sから弥生賞を連勝するカデナを完封。距離不足が懸念された前走のクイーンCも圧巻の末脚で15頭を沈めた。

 「もう楽しみで楽しみで仕方ない。明日にでも競馬したいぐらい(笑い)。チャンピオンと戦えるんだから、こんな楽しみなことはない。他にもトライアルを勝って資格を得て来ている馬ばかり。そんな強い馬と一緒に戦えるんだから」

 強気コメントでノートが埋められていく。発言者が島明広助手なら、これ以上の説得力はない。過去に93年のダービー馬ウイニングチケットを手掛けた腕利き。このハーツクライ産駒にも共通する非凡な資質を感じているようだ。

 「競馬にいっても全く動じない。心配することがない。調教さえしっかりすれば、何の問題もない。セールスポイントは“操作性の良さ”かな。普段はお利口さんだけど、“瞬間湯沸かし器”っぽいところもある」

 3連勝の勢いで挑む桜花賞。これまで手綱を取ってきたルメールは今回ソウルスターリングに騎乗するが、鞍上に昨年の優勝ジョッキーM・デムーロを確保できた点が大きい。

 「先週ミルコが乗ってくれて“賢い馬”と言ってくれた。あとは思い通りに乗ってくれたら。理想は去年のようなレースだね」

 昨年デムーロが騎乗したジュエラーは後方でタメにタメて直線大外一気。先に抜け出したシンハライトを鼻だけ差し切った。同様のレースが可能だと島助手はイメージする。注目の初対決。“好敵手”だけでは終わらないはずだ。

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2017年4月4日のニュース