【スプリングS】オールザゴー 先輩スティールの道で皐月出走へ

[ 2017年3月15日 05:30 ]

 【栗東ドキュメント=14日】午前5時の調教スタンド。馬場開門の2時間前に、寺下は坂路モニターを見ていた。時間を間違えた!?のではない。ドバイ遠征する関西馬の国内最終追い切りの日だった。今年から海外馬券発売の対象レースとなるため、状態チェックは必須だ。ドバイターフ連覇に挑むリアルスティールが真っ先に登場、ラスト1F12秒0の切れ味を発揮した。

 調教終わりで厩舎に向かうと、取材に応じた矢作師は「あれぐらい動くのは当たり前」と満足げ。さらにライバル勢について「ワーザー(昨年の香港年度代表馬)が出走をやめてくれたし、相手はジャックルマロワ賞の勝ち馬(リブチェスター)かな。昨年よりは多少強いと思う」と言及。馬券購入のヒントにしたい。

 話題は週末のスプリングSへ。2勝馬オールザゴーで皐月賞の権利取りを狙う。「千八の距離は勝っているし、テンションが鍵」とポイントを挙げた。リアルスティールはこのレース2着から皐月賞も2着好走。偉大な厩舎の先輩に続けるか。

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2017年3月15日のニュース