【オーシャンS】スプリント界に新星誕生!メラグラーナ重賞初V

[ 2017年3月5日 05:30 ]

<中山11R・オーシャンS>中団から差しレースを制したメラグラーナ
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 中山メイン「第12回オーシャンS」は中団を進んだ1番人気のメラグラーナが鋭く伸びて重賞初制覇。高松宮記念(26日、中京)の優先出走権を獲得した。

 有力馬が次々と離脱するスプリント界に新星が誕生だ。中団で構えたメラグラーナが豪快に一気差し。昨年12月の前走・ラピスラズリS(1着)に続く連続騎乗の戸崎は「前走も強い勝ち方だったし、自信を持って乗った。賢い馬でどんな競馬でもできるのが強み。(約3カ月ぶりの実戦で)さらに成長した感じ」と最大級の賛辞を送った。

 開業3年目の池添学師は延べ17頭目のJRA重賞挑戦で念願の初制覇。4歳の昨夏から6F路線に絞り、期待の豪州産馬の素質を開花させた。同師は「厩舎の初白星(15年3月)も初重賞もこの馬。メラグラーナと馬主関係者には、本当に感謝してます」と爽やかな笑顔が広がった。

 次走はもちろん、高松宮記念へ。同師は「間隔を詰めて使えなかった馬が、昨夏あたりから体がしっかりした。中京1200メートルは最も合う条件。今日は思った以上に体が減っていた(8キロ減)が、当日輸送で挑める高松宮記念はもっと増やして出せると思う」と頂点をしっかり見据えていた。

 ◆メラグラーナ 父ファストネットロック 母ガリア(母の父シークレットセイヴィングス)牝5歳 栗東・池添学厩舎所属 馬主・吉田和美氏 生産者・豪州エミレーツパーク社 戦績15戦7勝 総獲得賞金1億2971万3000円。

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