マジュール 2月いっぱいで退職、中舘厩務員に“手土産”を!

[ 2017年1月20日 05:30 ]

 【美浦ドキュメント=19日】朝7時の気温1度。あまりの寒さに体を縮ませて歩いていた村松だが、シャキッと背筋を伸ばして引き運動を行う中舘春男厩務員(69)の姿を見つけ、気が引き締まる思いになった。

 この道50年の大ベテラン。ライスシャワーらを送り出した飯塚厩舎が03年に解散した後、手塚厩舎へ。65歳定年を迎えた後も調教補充員として厩務員の仕事を続けていたが、2月いっぱいで退職する。「どんなに寒くたって“ももひき”だなんて一度もはいたことはないよ。昔は今より、ずっと寒かったんだ」。厩舎でも若手スタッフと連係を取って、テキパキと力作業をこなす姿が印象的だ。

 今週は日曜中京10R・庄内川特別に担当馬レッドマジュールを出走させる。喉の手術明けとなるが、現級は2着2回と力は上位。「体はできている。輸送後もカイバを食べてほしいね。中京に行くのも、これで最後になるなあ」としみじみ。白星を手土産に“凱旋”してくれるはずだ。

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2017年1月20日のニュース