【天皇賞・秋】福永手応え!クラウン一発の予感

[ 2016年10月28日 05:30 ]

ベルキャニオン(奥)と併せ追い切るサトノクラウン
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 【G1ドキュメント=27日】天皇賞に出走する栗東組は全て水曜に追い切っており、この日は騎乗するジョッキーを取材するチャンス。寺下はG1で2戦連続連対中の福永を待った。朝一番の調教から引き揚げてくると、報道陣が取り囲む。

 鞍上は秋華賞をヴィブロスで優勝、先週の菊花賞も9番人気のレインボーラインを2着にエスコート。「えらい人気なかったな。展開は何パターンか想定していた。前半で折り合いがついていれば、ビューンと行けたかも」と振り返った。

 “絶好調男”は天皇賞でサトノクラウンに騎乗する。コンビを組んだ新馬、弥生賞は2戦2勝と好相性。「新馬戦のパドックで乗った時に“走る”と思った。他の出走馬にも乗っているけど、ヒケは取らないと思う」と手応えを口にする。

 デビュー3連勝を飾り、皐月賞(6着)では後の2冠馬を抑えて1番人気に支持された逸材。ダービーでも3着と世代上位の能力を秘めている。「ドゥラメンテとも走っていたし、平均的にレベルの高い馬。宝塚記念(6着)も、いい手応えで回ってきてた。うまく立ち回れれば、上位も狙えると思う」と意気込む。

 2頭出しの堀厩舎は年度代表馬のモーリスが注目されるが、“2頭出しは人気薄を狙え”という格言もある。「堀先生から“状態は悪くない”と聞いている。悪い時は悪いと言うてくるし、休み明けでもじっくり馬をつくる厩舎。心配していない」と全幅の信頼を置く。鞍上の好感触から、寺下は一発あるなと「☆」印を打った。

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2016年10月28日のニュース