【セントウルS】“アーサー王伝説”の始まりだ!堂々の秋始動

[ 2016年9月6日 05:30 ]

セントウルSで秋の始動戦を迎える新スプリント王者のビッグアーサー

 阪神開幕週のメイン「第30回セントウルS」(1着にスプリンターズS優先出走権)には、G1高松宮記念を制したビッグアーサーが登場。スプリント界の新王者が秋の始動戦を迎える。担当の犬山助手は全休日の月曜朝、意気込みを伝えた。

 「次もあるからギリギリには仕上げられないけどぶざまな競馬はできない」

 デビュー5連勝を飾り、スプリント界の“新星”と注目された逸材。今年初戦のシルクロードS(5着)で敗れた後、間隔を空けてG1に備えたのが功を奏した。「疲れがたまっていたので、放牧に出して良かった。高松宮記念は体調も良かったので」と振り返る。

 春のG1舞台は好位から鋭く伸び、1分6秒7のレコードV。重賞初勝利がうれしいG1制覇となった。その後はたっぷり夏休みを取り8月上旬に帰厩した。

 「夏負けした感じもなく、カイバも食べてくれている。追い切りも予定通りやれています」

 1週前にびっしりやって最終追いは上がり重点がいつものパターン。今回も先週、坂路でいっぱいに追って49秒5を叩き出した。 見守った藤岡師は「時計を出すつもりで、馬が苦しくなるぐらいにやった」と、仕上げに抜かりはない。

 舞台となる阪神の芝1200メートルは2戦2勝。トレーナーは「目標はまだ先だけど、チャンピオンとしての立場もあるから」と王者として堂々と迎え撃つ構えだ。

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2016年9月6日のニュース