【小倉大賞典】松田博師アルバートでラスト重賞飾った!川田は涙

[ 2016年2月22日 05:30 ]

小倉大賞典を制し川田(左)と握手を交わす松田博師

 「第50回小倉大賞典」が21日、小倉競馬場で行われた。29日で定年、引退となる松田博資師が最後となる重賞挑戦に送り出したアルバートドックが直線最内を抜け出し、優勝した。

 ヒーローインタビューに応える川田の瞳は涙であふれていた。「松田(博)先生の最後の重賞をいい形で終えることができました。ゴール前は本当によく伸びてくれた。馬に感謝したいです」。

 厩舎の主戦格としての重圧をはねのけての勝利。鞍上はあせらず冷静に、完璧な騎乗で指揮官の期待に応えた。道中は内ラチ沿いをピッタリと回りロスのない立ち回り。小回りのコーナーで他馬が外を回すなか、内から鮮やかに差し切った。笑顔で出迎えた松田博師も「道中で掛からなかったのは良かった。最後に重賞を勝ててうれしい」と喜びをかみしめていた。

 ◆アルバートドック 父ディープインパクト 母ゴールデンドックエー(母の父アンユージュアルヒート)牡4歳 栗東・松田博厩舎所属 馬主・G1レーシング 生産者・北海道白老町社台コーポレーション白老ファーム 戦績13戦4勝 総獲得賞金1億1222万9000円

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