【京都金杯】警戒ニンジャ熊沢の術「ハナを切ってもいい」

[ 2016年1月4日 05:30 ]

 【東西ドキュメント・栗東=3日】今年の京都金杯は大波乱だとオサムはにらむ。ベテラン騎手から、こんな話を聞けばなおさらだ。

 「いつもと同じような競馬をしてもねえ。今回は行く馬もいないから、ハナを切ってもいいかなと」。発言の主はニンジャに騎乗する熊沢だ。JRA通算995勝。今月25日に48歳になる年男が“変幻自在”な奇襲戦法を考えているというから面白い。思わず身を乗り出した。

 「阪神だと、どうしても(ペースが)遅くなってしまう。京都の方がいい。抑えが利くようになって、マイル戦にも対応できるようになっている。あとは内枠が引ければ」と色気たっぷりだった。

 同騎手の京都金杯といえば今やセピア色となった91年のダイユウサク。ここから同年の有馬記念を制した。「そう。縁起重賞だから」と懐かしそうに笑った。気配を隠して、ひたひたと忍び寄る、ニンジャ熊沢を警戒だ。

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2016年1月4日のニュース